『人に壁を作ってしまう人』運命分析でみる原因と対策

◆人間関係

相手に心の壁を作ってしまう人とは?

 

ひどく緊張する

 

初対面など相手がどういう人かわからない場合や、
人に対して、どう対応したら良いのか? わからないことから、
会話がぎこちなくなったり、無口になってしまうなど。

 

グループの輪に入りたくない

誘われてもグループに入りたくない、少人数のうちは楽しめても、
人数が増えてくると、グループから離脱したくなります。

 

一人でいることが好き

人に気を使いながら、我慢して一緒にいるくらいなら、
一人でいた方が良いと考えます。

 

など、人に壁をつくって、、
距離をおきたいと考える人が、
最近増えているように思います。

 

なぜ、壁を作りたくなるのか?

運命分析で要因をみると、
6つの基本要因に分けられます。

要因は人によって、1つだけの場合もありますが、
いくつかミックスされていることもあります。

「壁」を作りたくなる”6つの基本要因”

自由を奪われたくない・無駄を省きたい

団体で行動すると足並みを揃えなくてはならないとか、
グループの輪を考えると、
自由が制限されてしまうので、単独行動を選びがちになる。

自分の思いを伝えることや、人と分かり合うことなどの
コミュニケーションの価値をあまり感じていない。

例えば、
・悩みを人に相談しても、解決できるものでもないから話さない
・世間話など他愛もない話をしている時間が無駄に思える

※特徴
本来、とくに対人が苦手とか、
グループそのものが嫌いな訳ではない。
自由気ままに、自分の好きなことを選択しているにすぎない。
人もそれぞれ、自分のしたいことを自由にしているものという認識

完璧思考(プライドを大切にし・秩序や体裁を整える)

自分に対しての完璧思考です。
自分が人からどう見られているだろうか?
というところを厳しく自己チェックしています。
自分にとても厳しい人といえます。

自分に対して完璧を求める思考が働き、
その水準は比較的高めといえます。

上下の意識が強く、礼儀正しく振る舞います。
自分が”高い位置”をキープできているか?
レベルの低いことをしていないか?
人を不快にさせたり、失礼な言動はいないか?
といった思考がつねに働いています。

それは相手の言動からチェックするので、
相手の顔色や態度によって、どうであったのか?
考え込む傾向があります。

※特徴
相手やグループを感覚的に察知して、
この場では余裕で、自分が”高い位置”をキープできる、
または全く土俵外だと感じる相手やグループは、
すんなり受け入れやすく、
そうでない場合は、壁を作ってしまいます。

自尊心が強い(勝負の意識が高い)

自分が人より勝っている、優れているという部分を
誇りたい気持ちが強い人。

育てられた環境や過去の経験によって、
自己肯定感が低くなって
いる状態といえます。
人をみると無意識に比較をしてしまい、
どちらが勝っているか?が気になります。

自分より”優れている人”や”人気のある人”、
がいて、注目を浴びていると、
自ら壁を作って、あえて近づかないようにします。

※特徴
持って生まれた本質的な要素が大きい。
本当は、グループの中心に行きたいし、
華やかに大勢で一緒に
過ごしたいという思い根底にある場合が多いです。

 

自尊心が低い(自分に自信がない)

他人に自分がどうみられているか?
ということを気にしやすい。

「自分と関わっても、相手は楽しくないだろう・・」
「このグループに自分がいる必要はなさそうだ・・」と
自分で自分の存在価値を下げて考えている。

育てられた環境や過去の経験によって、
自己肯定感が低くなって
いる状態といえます。
人をみると無意識に比較をしてしまい、
どちらが勝っているか?が気になります。

自分より”優れている人”や”人気のある人”、
がいて、注目を浴びていると、
自ら壁を作って、あえて近づかないようにします。

※特徴
常に相手の顔色をうかがい、自分であって自分ではない仮面を
かぶっているような状態。

警戒心の強い人(猜疑心から心を開けない)

育った環境や過去の経験から、
慎重になりすぎてしまい、
人の言葉をマイナスに受け止めたり、
人を信用できなくなっている状態。

人に会うとまず、
疑うところからスタートする人も
います。

これは、もともと保守的思考の強い人が、さらに
育てられた環境や過去の経験によって、
不安を抱きやすくなり、
猜疑心が強くなっている状態といえます。

※傾向
人に本音と建前があることを極端に意識しすぎて、
どんな相手にも「なにか裏があるのかもしれない」など、
言葉の裏を探すように、独自の思い込みが広がり、
被害妄想になりやすい傾向があります。

 

愛情深い人

人に対して、思いやりがあり、相手に尽くすことが、
喜びであるという愛情深い人は、
人生の歩みの中で、しばしば人に失望感を、
抱いてしまうことがあります

「自分は相手のことを思っているのに、相手は自分のことしか考えていない」
とか、
「人の良さを相手にいいように利用された」
など、
過去のせつなく感じた経験から、
人に失望してしまうことがあります。

そして、
”自分と相手の価値観の大きな相違”に気づいて、
失望しても、
怒りや悲しみを人にぶつけることができないのです。

どんなに人に失望して、嫌な思いをしても、
人を恨んだり、憎んだりできないので、
傷つきたくないばかりに、
人を避けようと考えてしまいます。

※傾向
「人は利己主義で、建前だらけである」などとせつなく思い、
人との交流の際の、社交辞令やお世辞などに、
強い抵抗を持ちやすい傾向があります。
真実の愛を求めるあまり、恋愛についても
ハードルが高くなりやすいといえます。
愛情深く、本当の本当は、
”人が大好き”ゆえにおきるマイナス感情です。

人に壁を作った時の表れ方・2パターン

上辺は合わせているが、心は開いていない

自分だけわかっているパターン。
周囲の人には、わからないため、
人と一緒に過ごことで、クタクタに疲れてしまう(人疲れ)

周りの人からどうみられる?

みんなと一緒にいる時は楽しそうなのに、
なぜか誘いを断りがちなので、不思議に思われる。

しつこく誘われてしまう。

嫌なものは「いや」と言葉や態度に表す

本音と建前や偽善のようなことを好まないので、
はっきり意思表示をするのでわかりやすい。

周りの人からどうみられる?

きっぱり断られたのは、なにか自分に原因があって
避けられているのかもしれないと思う。

過度に気にされたり、関係がギクシャクしやすい。
または、
マイペースで、人に合わせるのがいやなのだと解釈される。

誰でも大なり小なり、それなりに気を使い合って人間関係を
築いていると考える人からすると、
きっぱり拒絶する人は、少しも”人に気を遣いたくない人”、と、
受け取るため、
利己主義か子供っぽさのあるワガママと解釈されることがあります。

『壁を作ってしまう』自分を変えたい人の対策

人間関係の基本「●●」を自分の言葉で表現する

”人に壁を作ってしまった時”、
まずは、どんな場面でも、
どんな相手でも、すべてに通ずる最強の対策が
1つあります。ぜひ使ってくださいね。

むしろ、これを使わなければ、本当の対策にならないと
いえるくらい重要なキーで。

これは、誰が相手でも使うものです。
これは、どんな場面でも使うものです。
これは、相手のことを、好きか、嫌いかは関係ありません。
これは、相手に好かれているか、嫌われているかも関係ありません。

それは、「愛情」を表現することです。

バラの境界線という言葉を知っていますか?
人同士触れ合うのに、必ず境界線が必要です。
その境界線には、一輪のバラがあることを想像してください。

境界線のバラというのは、両者の間で咲いていますから、
愛情が通っていないと枯れてしまいます。

人同士の嫌な感情、悪い感情は境界線を作って、
通さないことにします。
いわゆる壁です。

ですが、
愛情だけは行き来しておかなければなりません。
自分が嫌な相手でも、

「誘ってくれてありがとう」
「声をかけてくれてありがとう」
その後に、ひとりでいたい旨を愛情を込めて
正直に伝えます。

誘われたくないし、嬉しくないのに「ありがとう」なんていうと、
偽善ではないか?と思われるかもしれません。
そういう考え方もあるでしょう。

ですが別の視点からみれば、偽善ではありません。
ひとつにみえても、すべて陰陽という2つの側面があります。

なるべく陰陽のどちらにも傾けず、フラットに保つのには、
「愛情」を表現することです。

自分と相手はいつでも陰陽の関係ですので、
どちらか一方に傾けないように保つ万能な手法です。

そもそも、人の心は、みえないので相手は、誰もが相手の気持ちを、
想像するしか方法がありません。

相手の本音とか心の奥に秘めたものまで、
正確に理解できないので、
互いに手探りしあって、関係をつくっているといえます。

なので、こちらは迷惑なのに、相手からしつこく誘われる・・
など、相手の想像が間違っているということもあります。
もちろん、自分もそうです。

自分と似たような考えをもった相手なら、
想像どおりということもあります。
また、そうでない場合も多々あります。

人の心を鋭く察する能力の高い人や、
想像するセンスが高い人もいますが、
反対に、
言われないとわからない人や、
言っても、思い込みが激しくてなかなかわかってもらえない人もいます。

自分と考え方が違う人は、自身の思い込みからズレた解釈を
してしまいます。

結論をいうと、相手の心の中の真実は、
誰もがわからないのです。

どんなに「いや、わかる!想像つく!」と思えても、
思い込みかもしれないのです。

思い込みについて、いうと、
自分自身は気づきません。人のことはみえますが、

本人には非常にわかりにくいのが思い込みです。
真実であると強く思い込んでいるからです。

思い込みだということに、気づかないので、
みんなが、「わかる!絶対そう」と
想像しながら、誤解しあっています。

相手の言葉や態度から、「わかる!」と思えても、
相手の本当の胸の内は、
実際にみせている言葉や態度と違うことがあります。

なので、人との関係性は、
自分の内側から生み出せるものなので、
愛のある言葉を使いながら、自分の思いを
伝えるとバラの境界線を通ってきれいに
伝わるでしょう。

【結論】バラの境界線をつくる

相手の誘いを不快に感じることがあっても、
それは価値観のズレでおきてしまう、
自然にわきあがる感情で、
多かれ少なかれ誰にでもあるものです。

それに、本質的に
一人でいることをを好む人もいますので、
人に壁を作ることがあっても、
悪いことはありません。

重要なのは、どんな時でも、
相手に思いやる気持ちを持ち、それをできるだけ
わかりやすく表現することです。

壁ができたか?できないか?と
気になったら、バラの境界線を思い出してください。
境界線は必要なので壁があっていいのです。

ですが、バラが枯れないように、
相手に思いやりの表現ができたか?どうか
確認してみることをおすすめします。

運命は、いつでもあなたの味方になって
追い風を吹いてくれています。

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