3次元思考の特徴
私たちの日常は人やモノとの
”関係性”で成り立っています。
たとえば、
恋人・夫婦・友人・親子・職場の人間関係など
さまざまな人と関係を作りながら生きています。
そして相手の言葉や態度が、
自分にとって良いものか?悪いものか?
良ければ良い人、悪ければ悪い人、
という判断をしていて、
悪い人と出逢えば「悪い人生だ」、
良い人と出逢えば「良い人生だ」と
関係性によって人生が印象づけられていきます。
また、自分にとっての、
仕事やお金、時間、衣、食、住とは
どういうものか?
社会との関係性についても、
自分にとってどういうものであるか?
つねに対象となる人やモノとの関係性で
自分の世界が創られています。
そこで、”夫婦がうまくいかない人”、
”仕事がうまくいかない人”
というのは、
その『人』や『モノ』『職業』との関係性が
悪いということになります。
そうなれば、なんとかしてその悪い問題を
解決しようと考えます。
ところが解決しても、また別の問題が
発生して、再び同じようなことで、
悩みがでてきてしまうということはないでしょうか?
これが3次元思考における関係性のトリックです。
つねに悩みが発生するしくみになって
いるからなのです。
これまでの私たちの3次元思考では、
うまくいかない原因を
”相手”や”環境”、”条件”などといった
自分の外側に視点をおき、
問題の原因はなにか?と
答えを探していました。
これまで、
ごくあたりまえにしていた3次元思考の
考え方なのですが、
新時代が到来した今、通用しなくなってきて
しまいました。
今や、3次元思考の落とし穴や、
根本的なシステムが理解できていないと、
本当に苦しくなってしまいます。
なのでこここでは、
運命分析を使ってできるだけわかりやすく、
ロジカルに解説していこうと
思います。
どうぞ読み続けていただけたら幸いです。
3次元思考の落とし穴にはまる、根本原因は、
誰もが”死角”としているポイント、
見つけられない”盲点”とするところに、
堂々眠っているからです。
3次元思考では、こんな困ったことがおきてしまいます。
順番に解説していこうと思います。
3次元構造の『トリック』
私たちの世界は、陰陽という二極があり、
その陰陽は、相対性のしくみになっています。
陰陽とは、相反する要素のことで、
例えば、男と女、表と裏、内と外、生と死、好きと嫌い、
病気と健康、冷たいと温かい、優越感と劣等感などがあります。
陰陽は、それぞれ別々にみえますが、
表裏一体のしくみになっていて、
ワンセットで存在しています。
表裏一体のしくみ
●表と裏という陰陽がつねに同じ大きさで存在し、
両方がくっついていて離れることがありません。
●”陰極に極まれば陽”になるというように、
陰陽のどちらかに極限まで傾くと反転するという
しくみになっています。
”陰極に極まれば、陽になる” 反転するしくみ
メビウスの輪をご存知でしょうか?
下の画像の帯の表(オモテ)面を歩いていると、
いつのまにか裏(ウラ)面を歩いていることになります。
メビウスの帯
相対性である表裏一体のしくみを
わかりやすく説明すると、
私たちは『幸せ』を追い求めますが、
じつは幸せを手にすると同時に、
その相対である不幸も一緒に
くっついてきているのです。
「不幸はいらない」といって、
不幸を避けようとしても、
幸せが大きくなればなるほど、
裏では不幸の大きさも同様に
大きくなっているというメカニズムです。
『幸せ』を大きくすると、
その裏に潜む『不幸』も大きくなってしまうのです。
なので、快適さ、便利さを追究した後に
大きな不便さに見舞われます。
3次元の世界では、マイナスをプラスにしようとするので、
もっともっと・・と欲求が膨らむシステムですから、
どんなに満たされても、悩みや問題が尽きません。
マイナスをバネにしてプラスを膨らませることで、
裏ではマイナスが巨大化してしまう構図になります。
『悩み』が尽きないシステム
3次元思考は、つねに問題と解決を繰り返すだけの
悩みの尽きない世界がつくられるシステムになっています。
相対性である表裏一体のしくみを
わかりやすく説明すると、
私たちは『幸せ』を追い求めますが、
じつは幸せを手にすると同時に、
その相対である不幸も一緒に
くっついてきているのです。
「不幸はいらない」といって、
不幸を避けようとしても、
幸せが大きくなればなるほど、
裏では不幸の大きさも同様に
大きくなっているというメカニズムです。
なので、芸能界で大人気のアイドルが、
頂点に立った喜びを感じるのは、
ほんの束の間か、
あるいは全く感じられないかもしれません。
毎日、自分のSNSのフォロワーの数を
チェックしたり、
エゴサーチをしてライバルに抜かれやしないか?
などと、幸せが大きくなると、
それを失う恐怖心から精神バランスを
崩してしまうことがあります。
ビジネスで大成功した人や、
人気絶頂の芸能人に問題が発生し、
これまで築いた幸せが、足元から崩れ出して
しまうケースがその例です。
3次元思考では「幸せになりたい」という願いによって、
人間を不幸にしている構図ができてしまいます。
つまり「幸せになりたい」と願うことが、
水面下では不幸を創造していることにつながっていて、
過去の時代では”強く願えば叶う”とか、
叶うまでひたすら願い続けることが
良いとされてきたプラス思考は、
じつは、裏心理として「今がいや」とか、
「今に満足できない」という
マイナスを、
大きく助長させていたことになります。
陰陽はセットであり、
一方の極に極まれば反転するしくみです。
メビウスの帯の原理です。
3次元思考の人間関係
私たちは人との関係性のなかで、
相手と色々なやりとりをして、
泣いたり笑ったり、一喜一憂しています。
ところが、新しい時代に入り、
高次元の思考からみるとわかるのですが、
3次元思考の人との関係性は、
じつは自分のエゴが生み出した
幻想の世界であったと考えられます。
どういうことかというと、
自分と相手とは、陰陽で成り立っているので、
いつも自分は陰陽のどちらかに存在しています。
陰陽をわかりやすく、マイナス(陰)と
プラス(陽)で表してみます。
私たち人間関係は、
自分がプラスなら相手がマイナスになり、
自分がマイナスなら相手は、
プラスになって関係性を作り、
自分を存在させています。
相手に「好き」と言われたら、
”相手に好かれた自分”と認識します。
相手に「きらいだ」と言われたら、
”相手にきらわれた自分”と認識します。
相手とのやり取りの中で、
”そう感じた”もので自分が作られます。
なので、相手に「好き」と言われても、
自分がそれを信じなければ、
”好かれているとは思えない”と認識します。
自分が感じたもので世界が作られています。
なぜそうなるのか?というと、
そもそも自分の存在がゼロであり、
「空」だからです。
自分だと認識している自分というのは、
じつは自分を作るために
生み出された、自我の意識(エゴ)であり、
本来、自分はゼロという
「空」の存在なのです。
つまり自分は無いのです。
「自分が無いなんて・・」と思われますが、
人間はそもそもゼロという意識体が
あるだけなのです。
なぜゼロなのかというと、
私たちの人生は山あり谷ありで、
プラスと思える出来事や、
マイナスと感じる出来事など
自分に備わっているゼロが基軸になって、
「この出来事は大きなプラスだ」とか、
「この出来事は小さなマイナスだ」と
感じるのはすべて、
自分のゼロが基準になって判断しているのです。
人間は生まれながらにゼロという自分の基軸を
もっています。
人それぞれ違うゼロを持っていて、
『何が重要で、何が重要でないか』を
基軸『ゼロ』が判断しています。(重要度関数)
自分のゼロ(本質)を知る方法:【保存版】自分の本質ナンバー(支配星)の計算方法
育てられた環境によって創られる『自分像』
人はもともとゼロという無の状態からはじまり、
成長する過程において、
親(育て人)との関係性から『自分』が
認識できるようになります。
一般的に親が子供に躾や教育を行いますが、
それは親は子供の存在そのものではなく、
子供の”行為”をみて良し悪しの評価を
しながら育てていきます。
親が良いと判断すれば褒められ、
悪いと判断すれば怒られるということになり、
自分の行為から善悪の判断されながら、
成長することになります。
そうなると子供は褒められると嬉しくなり、
褒めてくれた人に愛情を感じますが、
怒られると、「自分はダメだ」という認識をして、
自分の評価を下げていきます。
なので、子供は親との関係性の中で、
「どうすれば、叱られるのか? 」
「どうすれば、褒められるのか?」
自分のゼロから知恵を働かせ、”叱られない自分” や、
“褒められる自分”を作ろうとしていきます。
自らの”知恵”で自分を創っていきます。
ただし、その自分だと思っているのは、
あくまでも自我(エゴ)であり、
自分の思い込みによるものだったのです。
生まれて最初に関わる人間との関係性から、
自分がどういう人間なのか?
自分の存在を表すために、
自我(エゴ)ができてしまいます。
子供はつねに親の顔色を見るようになり、
愛してほしくて親の考えに沿うように
自分をつくりあげていこうとします。
こんな風に自分の存在がない状態で、
親をみながら、
怒られたくない、褒められたい、愛されたい、
などといった自我の意識から、
自分が作り上げられていくことになります。
自我(エゴ)のしくみ
自我(エゴ)というのは、
陰陽という相対で成り立っています。
たとえば、自分が親に強く怒られた経験から、
「自分はダメだ」と思い込んで、
自己評価が低い状態になっていると、
内面に欠乏感が存在することになります。
この部分をマイナスとすれば、
このマイナスが、
自分の理想や信念というプラスを
生み出すことになるのです。
なので、表にみせている理想の自分の裏には、
低い自己評価や欠乏感が、存在していて、
それが底上げしているようなものです。
プラスを陽、マイナスを陰とすれば陰陽は
セットで表裏一体の構造になります。
3次元思考の『自分』
運命分析でみると、”自分”と”相手”は、
相反する要素で、
「自分=陽・相手=陰」という陰陽の関係に
なります。
そしてこの『自分と相手』という陰陽は、
相対の原理なので、
相手を通して、自分の心が映し出される
構図になります。
私たちは、相手の言葉や態度、
行動などに心が反応して何かを感じ取ります。
なかでも強い不快感や強烈な刺激を受けるものは、
自分の隠した陰という「心の姿」な現れなのです。
よく”相手は自分の鏡である”と言われますが、
運命分析で解けば、まさにその鏡のシステムです。
とはいえ、相手が自分の鏡であるという話を聞いても、
簡単に納得できるものではありません。
本来、鏡というのは、ありのままの自分を映し出す道具ですが、
たとえば、自分が強く「嫌だ」と感じる相手をみたときに、
あれが自分の姿であるとはとても考えにくいのです。
心を映し出す鏡とは、
自分がいやな相手をみたときに、そこに映るものは当然、
他者であると認識しています。
右手をあげたら相手は左手をあげているようにみえるので、
自分とは違う人、むしろ正反対であると捉えてしまいます。
鏡のシステムを解説すると、自分と相手は相対の原理で、
自分の隠している極の心が、目の前の相手に反転して
映し出されています。
たとえば、対人関係で相手に「利己主義な、ずるい人」と、
感じたとすると、その反対は「愛他主義で実直な人」になります。
これは自分が日常的に、自分よがりに考えるずるい自分を
嫌っていたり、愛他主義を理想として掲げ、演じていると、
その相対が目の前に現れることになります。
つまり、自分自身が隠した内側にくすぶっている心理を、
相手という鏡を通して見せられることになるのです。
なので相手に感じる「利己主義なずるい人」というのは、
自分の隠した利己主義のずるさであり、
それを良くないことだと自分を厳しく追い込み、
ひたすら演じている姿が、相手に映っているのです。
相手に不快感を抱きながら、
じつは自分を責めて追い込んでいるような
構図になっているのです。
同じテーマを持った人同士が、
陰陽で結びつくため、表面的には真逆にみえますが、
調べてみるとかならず、
内側に共通のテーマが潜んでいます。
他者と関わることで、鏡の原理を使って自分の内面に、
くすぶっている自我や歪みが、
明確にみえるようになってきます。
このしくみについて、
なかなか認められず、否定したくなるのですが、
本当に、愛他主義で、実直な自分なのだとすると、
そういう利己主義なずるい人に出会っても、
それほど強い不快感が残りません。
そもそも「ずるい」という感じ方をしなかったり、
「上手だね」「やり手だね」と思う程度であるなど、
少しは感じても、それほど強い不快感をいだくことに
ならないのです。
そもそも、引き寄せ合うようなご縁がありません。
●支配したい人は、いうことを聞かない相手に
ストレスを感じ、強く攻撃します
●支配されたくない人は、
支配しようとする人に過敏な抵抗反応がでる
どんな相手であっても、
縁ができていて、
強く不快感を抱くようなことがあれば、
自分の隠した心が反映されているので、
そのテーマを探してみましょう。
殆どの場合、そのテーマを強めに、
極端にみせてくる
相手と引き寄せあうので、
あれが同じとはとても
思えないので、
注意深く探してみてください。
繰り返しますが、相手は、
自分の隠したいやな自分の思考を”極端にみせる”
”大げさにみせる”ようなことをして登場してきます。
不快な相手によって、感情が揺さぶられた状態で、
共通するテーマをみつけるのは、
簡単なことではありません。
自分の記憶から抹消したいような、いやな自分の姿を
みるということは、誰でも不快で辛いことだと思います。
ですが、このメカニズムを
抵抗なくスムースに理解できてくると、
運命が一気に好転します。
その好転するときの、
スピードはとても早いもので、
「あっそうか・・」と納得できた途端に、
目の前におこる現象が変化してくる・・といっても
過言ではないくらいのスピードです。
自分自身の体験もそうですが、クライアントさんの体験も
毎回驚かされます。
誰でも、5次元以上の思考に変わると、
思考が現実化しやすくなってくることが、
理解できるようになってきます。
物体なら表裏一体の認識は簡単にできますが、それだけでは
3次元思考止まりになります。
「心」という目に見えない空体でも、
表裏一体のしくみを認識し、
身につけることが、高次元思考です。
どんなことも、
同時に二つの側面があることを考えながら
生活していきましょう。
自分と相手が同じテーマで引き寄せ合い、
同時に共存していることがわかります。
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