スターシード(出身星)の秘密 三島由紀夫の小説『美しい星』にヒントあり!

◆新時代について

増加する ”スターシード” の存在

 

最近”スターシード”といわれる、地球以外の星からきたという、
自分の出身星についての話を耳にすることが増えてきました。

今まで、普通に生活をしていた人が、突然あるきっかけから
「自分はシリウス星人かもしれないと思うようになった」とか、
「以前、自分はアンドロメダ星にいたみたいだ」と
過去の記憶が蘇るように思い出される人がいます。

また、ある人は普通の話をするように真顔で、
「自分は宇宙連合のメンバーで、地球人を救うために地球に来ている」
という話をされます。

運命分析で世の中をみると、
物質世界から精神世界へ時代が変わったため、
本来備わっている人間のスピリチュアル思考やテレパシーなどの
感覚的能力が目覚めるように発達してきているとも考えられます。

そういったことを調べてみると実際に、
テレパシー通信という脳からパソコンのチップを通じて、
他人の脳へ伝達するという、言葉を交わさなくても、
テレパシーだけで通じあうような、
ブレインテクノロジーといわれる分野の開発も進んでいるようです。

「地球人ではない」という人々

今後どんどん、見えない世界が拡張され、
想像を超える社会が広がっていくと予想しています。

さきほどのスターシードの話に戻りますが、
ごく普通の人が、
ある時「もしかしたら自分は地球人ではないのかもしれない」と、
気づくきっかけになるヒントが、
三島由紀夫小説「美しい星」に隠れていました。

もしかすると、あなたも「自分は地球人ではないかもしれない」と、
思うようになるかもしれません。

SFではない「美しい星」隠された真実

三島由紀夫の「美しい星」を読まれた方は、
たくさんいらっしゃると思いますが、この小説は、
三島文学の中でも珍しいとされるSF的な背景で、
空飛ぶ円盤が出てきます。

登場する主役一家は、父は火星人、母は木星人、兄は水星人、
妹は金星人であるとそれぞれ語っています。

その家族は食卓を囲みながら、
「地球人だから腹を立てても、しょうがないね・・」とか、
「はやく自分の星へ帰りたいよ・・」などという会話を
よくしていました。

自分たちは、それぞれ違う星からきていて、
地球にいることが辛いと感じているのです。

この小説を書いた三島由紀夫を運命分析してみますと、
とても正義感の強い、愛情深い方です。

「人の心理」をものすごく深く追究し、
自分なりに理解したいと思う方なのです。

三島由紀夫は、
情愛や正義を重んじる本能が強く備わっています。

そういう三島由紀夫が書いた小説として、
「美しい星」を読んでみると、SF的というより
その時代のヒューマニズムを描いた作品のように思います。

調べてみると執筆当時というのは、
戦後間もなく東西冷戦時代といわれる時で、
核兵器による人類滅亡の不安とか、
世界の終末観が漂っていた時代でした。

こういった時代背景は、
現代も同じように、
不安要素が多く、混乱した世の中なので、
小説に重なってきます。

この小説の中の家族は、
みんな違う星からきた異星人同士ですが、
互いに尊重し合い、
思いやりのある、心がきれいな人ばかりです。

ある時、娘が小豆を買いにいったら、
お店の人に小豆の代金を払ったのに、
わざと量を少なく売られてしまいました。

娘は小豆の重さで、ごまかされたことが、
わかったのですが、なにも言わなかったのです。

そのほか、家族は色々な体験をするのですが、
政治にしても恋愛にしても、
商売にしても、せつないと感じることばかり。

世の中が、とても混乱していたため、
生きる人の心までがすさんでしまっているのです。

だから、美しい心をもった人は、
人に対して、悪意を想像したりして、
悪人をつくろうとしないのです。

せつなさを感じても、
それを嘆く先はないのです。

なぜなら悪い人と思える相手も、
生きるために不安を抱えていたり、

人を欺いたり、ごまかしたりして、
要領よく生きなくてはならないと思う知恵から、
巡り巡ってそういった考えや行動をおこすことに、
なったのだろうと想像するからです。

この小説をそういう視点で読んでみると、
ラストの展開も考えさせられますし、
読み終えてからもじわじわ感動が広がります。

改めて「美しい星」というタイトルが素晴らしく
感じます。

『美しい』という言葉の使い方は、
こういうことなのかなと思いました。

三島由紀夫の小説「金閣寺」では、
金閣寺ほど美しいものは地上にはない」という父の言葉が
出てきますが、

三島由紀夫にとって、究極の美とは、
崇高な愛だと捉えて、
追いかけてしまったのではないかと考えます。

話は戻りますが、
この美しい星の小説のように、
人は切ない思いの窮地に立たされた時、
新しい発想が生まれます。

次元というチャンネルが切り変わるのです。
「自分は地球人ではない」「美しい星から来た異星人である」
という自分の立ち位置、
つまり視点を変えることによって、
今まで感じていた辛くせつない気持ちから解放されます。

今でいえば高次元の視点からものごとを、
俯瞰してみるということにつながります。

高次元に立ち位置を変えてしまえば、世界が変わり、
人に仕返しをしたくなったり、
恨みがましい気持ちをいだくことがありません。

三島由紀夫を運命分析し、
小説の美しい星をヒントに考えてみました。

これを現代に置き換えてみると、
今生きていて、不安や切ない思いを感じても、
誰に文句もいわない人、争っても意味がないと考える人、

たとえば、

とても愛情深い人であったり、
自分さえ我慢すればすむ、と自分に厳しい人であったり、

また、
こんな自分ではいけないと志のとても高い人、

などいった方々の、
美しい気持ちが高まった時、

テレパシーで宇宙とつながって自分のどこかふるさとの星から、
なにか素晴らしい情報を与えてくれるのだと思います。

美しい星のラストシーンは、描写が素敵で何度読んでも、
感動します。

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