自殺願望がある子供にどう対応すべき? 運命分析で考える対応法

◆親子

不登校の娘が、最近少しづつ学校へ行けるようになったと
ホッとしていた矢先・・、

鍋を囲む食事中に、
娘の手首に生々しいリストカットの後をみつけて、
愕然とした・・というご相談を受けました。

少し前に「100均でカッターを買って」と言われたので、
何か工作ででも、使うのかと思って、
買い物カゴに入れたことを思い出したそうです。

後になって、あの時 買ったカッターなのか?
その目的で、カゴに入れたのか?
と聞いたところ、その目的で買ってもらったと話して
くれたそうです。

このご相談のお母さんは母子家庭でフルタイムで
仕事をしています。

お子さんは三人。
中学2年生の長女、中学1年生の次女、
小学3年生の三女。

リストカットを発見したのは、中学1年生の次女の方でした。

この娘さんは、学校でいじめられていた様子はなく、
友人関係は、とくに問題が無かったようです。

休みの日はお友達の家に遊びに行ったり、
自宅に遊びに来てもらったり仲良くしていたそうですし、
不登校でも塾へは、週3回欠かさず通っていたとのことです。

そして、親子の関係も兄弟姉妹の関係も、
喧嘩することはなく、とくに問題がなかったようでした。

ただ、朝になると頭が痛くなったり、お腹が痛くなったりして
学校に行けないことが多く、また「行きたく無い」という意志を
表していたそうです。

不登校というと、
真っ先に学校でのいじめや仲間はずれなど人間関係の
問題が原因にあるのでは?と想像させますが、
ここ数年、私が関わった中でみますと、
とくにお友達との関係が悪いわけではなく、
「学校に行きたくない」、
と休んでしまうお子さんが増えています。

今回は、いじめなどの悩みがないのにも関わらず、
”自殺願望を持つ子供さんについて、
どこに原因があるのか?
わからないといったケースを運命分析の視点から
対処法”を解説していきたいと思います。

小中高生の自殺者は過去最多

最近の運命分析のご相談者様からみても、自殺願望を持っているお子さんが
増えてきているように思います。

私も気になって、調べてみますと、
厚生労働省の一番最近の統計は、2020年のものになりますが、
小中高生の自殺者は、過去最多という驚くような数字がでていました。

内閣府・警察庁 2021年3月16日の発表によりますと、
【2020年の自殺者数】
自殺者の総数 2万1,081人 (前年比4.5%増)
そのうち未成年者(19歳以下) 777人 (前年比17.9%増)
小学生 14人 中学生 146人 高校生 339人 総 数 499人 (前年比25.0%増)
参考:学校における自殺予防の現状と課題
https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000862055.pdf

新しい時代感覚の子供たち

運命分析でみますと、
時代が大きく変わってきていて、今の子供たちは、
新時代の新しい感覚を備えて生まれてきています。

 

新時代の子供の特徴

 

スピリチュアル能力が高い

スピリチュアル能力が高く備わっていて、
ものごとを感覚的にとらえます。

個人差はありますが、自殺願望を持っているお子さんを
運命分析でみていくと、ものごとを感覚的に捉える思考を
強く備えたお子さんが多いように思いました。

では、感覚的に捉えない思考とはどういう思考かというと、

例えば、「過去がどうだったから・・」とか
「こういう経験をしたから・・」という過去の
経験やデーターをもとに考える思考です。

感覚的思考かデーター的思考か?

もともと、人によってその比重が(感覚的かデーター的か)、半々な人や、
どちらか一方に偏っている人がいるものですが、
最近のお子さんは、偏っているというのではなく、
感覚的に捉える能力が格段にアップしてきているように思います。

無駄を省きたい

”無駄なことはしたくない”と考えています。
一見それは合理的な発想で、多くの人が考えることに思えますが、
新時代の子供たちは、何が無駄か?を感覚的に捉えています。

”やっても意味のないこと”
”楽しいと感じないこと”

こういうことについて、新しい時代感覚で捉えています。

たとえば、見栄を張ったり、体裁を整えようと、
考えることなどがあります。
周りと違うから恥ずかしいと思うことや、
周りの人に合わせることが大事だと思うことも入ります。

自分という個と向かい合って生きようとするので、
行動がマイペースになります。

学校に関していえば、授業の内容が古い時代を感じさせるもので、
どこか、やっても無駄な気がしていたり、
受験のための勉強は、意味のないものと思いながら、
流されていることに苦痛を感じていたりします。

興味あることや、学びたいテーマや方向性があっても、
それを大人に話したところで、
理解してもらえない、古い時代感覚に
押し潰されてしまうのであきらめてしまいます。

 

新しい時代感覚でとらえる「死」

死ということに関していうと、新時代の子供たちは、
”絶対にいけないこと”だという感覚をもっていません。

なので、昭和世代である親や祖父母の世代とは、
「死」に対する考え方が根本から違います。

自殺願望を持った子供への接し方

親がとってはいけない”NG”行為

 

✖️叱る・怒る

新時代は高次元思考であり”怒り”が必要のない時代です。
叱るという行為もそうですが、
親が怒って話をすると、意思の疎通ができない、
という受け取り方をされてしまいます。

話をしても通じないと思い、
コミュニケーションをとることをあきらめてしまいます。

✖️「自殺は悪いことだ」と教える

新時代は、これはいいこと、悪いことといった
”良し悪し”のジャッジで話をすると、単なる決めつけ、
押し付けという概念として受け取られてしまいます。

✖️”大変なことをしたのだ”という自覚を持たせる

ありがちですが、自殺という大きなショックを受けた親とは、
裏腹に、淡々としている子供の様子を見ると、
「ことの重大さがわかっていない」と思ってしまいます。いかに大変なことをしたのか、と諭そうとしたり、
いろいろな人を交えて、大騒ぎしてしまうことがあります。元々、自殺が”大変なこと”という概念を持っていないので、
いくら話して聞かせても、のれんに腕押しのような感じになります。
いずれにせよ、
「間違っていることを大人が教えなくてはいけない」と思うのですが、
それが、案外
逆効果になることがあるので注意が必要です。

古い時代感覚を考える

新時代の子供たちは、古い時代感覚の理屈に
馴染めないので、親や先生に
「理解してもらえない・・」といった
気持ちになってしまいます。

自分達に置き換えて考えてみるとわかりやすいかもしれません。
たとえば、
私たちは昭和世代ですが、たとえば明治時代のおじいさんから
「女子供は、おとなしくしていなさい」とか、
「女は男には、3歩下がってついてきなさい」
と言われても
とても馴染めるものではないですよね。

馴染めないどころか、公の場なら、女性蔑視の発言だといって、
抗議されてしまいます。

明治時代はそれで、あたりまえに通用した言葉も、
昭和や平成には通用しませんし、
令和になったら、”意味がさっぱりわからない”という人もいるほどなのです。

明治時代のおじいさんにとっては、ふーん時代が変わったのか、
「よくわからん時代になったもんだ」と思うかもしれません。

これはじつはとても難しい問題です。
時代の感覚というのは、本人が自ら気づこうとして歩み寄らなければ、
取り入れられません。
政治家の方がよく、失言を繰り返したりていますが、
新しい時代感覚の人からすれば、古い時代の変な人にしか思えません。
本人が自ら気づこうとして歩み寄らなければ
何度も繰り返してしまうのです。

感覚の違うもの同士は平行線で
いつまでたっても、分かり合えません。

とはいえ、「自殺」については、時代が変わっても”いけないこと”では
ないか?と思えるのですが、じつは根本的な考え方に違いがあります。

新しい時代の子供たちは、
感覚でものごとをキャッチする能力に優れていて、
無駄なことはやりたくない・・という考えを根底に持っています。

そして、私たちの潜在的にあるピラミッド思想のようなものがなく、
人間のどちらが上とか下とか分ける意識として、有名校に入れば安心、
大企業に入れば安心といった概念がなく、馴染めません。

なので、学校教育に関しても、鉛筆の持ち方やお箸の持ち方を習ったり、
書き順を習ったりすることにどこか無駄を感じます。
文字は入力すればいい、漢字は変換すればいい、と思っています。
むしろ、文字の使い方や漢字の使い方を学ぶ方が重要だと捉えて
います。

受験のための勉強も、親や先生がいうと通りにすると喜ぶから、
やるだけで、機械的にやっているだけという感じです。

今後は学校教育も、新時代に合わせて、変わっていくことに
なると思います。

死に関していうと、私たちは”恐ろしい”とか”怖い”とか、
”悲しい”といった負のイメージしかないものですが、

運命分析でみれば、生と死は陰陽でワンセットの要素です。
あたりまえですが、
生きた人間には必ず死が訪れます。
それが人によって早いか遅いかの違いがあるだけです。

本来、生と死を良し悪しで判断するものではありません。
生きることが良いことで、死ぬことが悪いことという
固定概念を手放すのが新しい時代感覚です。

運命分析の視点からこれからの未来を考えると、
陰陽融合の新時代に入っているので、
生と同じだけ死も重要になり、それぞれ自分の
死に方を考えるようになっていくでしょう。

自殺願望をもつ子供への接し方

生きがいを教える

 

新時代の子供たちには、
生きることの意味や楽しさを教えてあげることが必要です。

「なぜ、生きることが大切だと思うのか?」についてです。
生きるのは当然、当たり前でしょ・・では通じません。

私たちも生きることがなぜ大切なことなのか?
改めて考えてみると、哲学的な感じがして
説明が難しいかもしれません。

子供たちが、親をみて幸せそうだと感じれば、
説明しなくても、
「生きることは幸せなことだ」と感覚的に
理解してくれるかもしれません。

子供は親の苦労ばかりしているところをみて、
不満がいっぱいありそうな様子を
みていたら、幸せそうに感じないので、
生きる希望が持てなくなってしまいます。

親は人生経験の長い先輩として、自分が幸せを感じているところや
どんなことに生きがいを持っているのか?
話して聞かせるといいでしょう。

 

生きるために本人の”自由意志”を尊重する

親の生きがいや幸せを話して聞かせたとしても、
そもそも時代感覚が違い、
運命的に備わっている価値観が違う親子なので、
あくまでそれは親である自分の生きがいや幸せであり、

「あなたはあなたの幸せを自分で創ることができる」という
話してあげてください。

そのために、「どんなことがあなたは幸せに感じるの?」一緒に
考えて探してあげましょう。

「必要であればできる限り幸せ探しのお手伝いをするね。」という
スタンスでいてあげましょう。

愛の伝え方

 

新時代の子供たちは、淡々としているようにみえても、
深い愛を持っています。

子供たちは誰に教えてもらうことがなくても、

愛とは無償の愛として理解をしています。

親の思いが強すぎるあまり「こちらの気持ちもわかってほしい」という
見返りを感じさせるものにならないよう注意が必要になります。

愛情のつもりでも、
✖️「あなたのために◯◯しているのだから」
✖️「こんなに大切に思う親の気持ちが、なぜわからないの?」

このような言葉をかけられても、
愛されている気分にはなりません。

おすすめは、”寄り添い”です。

◯リスカの傷跡を優しくなでる「痛かったでしょう。ごめんね」
◯「ごめんね。古い時代に育った親だから、
あなたと話が通じないのかもしれないね。
でもお母さんはあなたが大好き。どうすればいいかな?」

『自殺願望がある子供に対してどうすべき? 運命分析で考える対応法』について
解説をしました。

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